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【防空識別圏問題】無法の中国

◎時系列(平成25年11月)
23日
中国国防省が東シナ海に「防空識別圏」を設定したと発表。日本の防空識別圏と重複し、尖閣諸島を含む空域。

中国軍機が二機、日本の防空識別圏(重複空域)に侵入、領空に近づいたので自衛隊機がスクランブル発進して対応。領空侵犯はなかった。

・中国機の東シナ海における飛行について http://www.mod.go.jp/js/Press/press2013/press_pdf/p20131123_02.pdf

北京の日本大使館が中国外務省に抗議
外務省の伊原純一アジア大洋州局長が中国の韓志強駐日公使に電話で抗議

25日
安倍晋三総理「わが国固有の領土である尖閣諸島の領空があたかも中国の領空であるかのごとき表示をしており、全く受け入れることはできない」参議院予算委。
外務省の齋木昭隆事務次官が中国の程永華駐日大使を呼び、強烈な抗議(大使は怖がって出頭を渋ったうえに遅刻)
中国外務省の秦剛報道局長、日本の抗議に対して「中国は断固として反対する」
米の懸念伝達に対して「米側は即刻誤りを正し、中国に対する無責任な発言を停止する」よう要求した。
中国国防省の楊宇軍報道官、日本の抗議について、「何らの道理もなく、まったく受け入れることはできない」「中国の防空識別圏設定にあれこれ言う権利は日本側にない」

26日
米空軍のB52戦略爆撃機2機が25日夜(日本時間26日朝)、約1時間にわたり飛行した

27日
中国国防省の耿雁生報道官は米軍のB52爆撃機が中国の防空識別圏を飛行したことについて「中国軍は全航程を監視し、直ちに識別した」との談話を発表。

28日
中国国防省の楊宇軍報道官「中国の防空識別圏設定について、とやかく言う権利はない」「日本が先に撤回すべき。そうすれば中国も44年後に検討してもいい」

菅義偉官房長官「自衛隊機と海上保安庁の航空機は中国が防空識別圏を設定した後も、同空域で従前通りの警戒監視活動を実施している。今後も中国への配慮のために変更するつもりは一切ない」
中国側の反応については「特異な現象はまったく見られなかった」と語った。

オーストラリアのビショップ外相「(地域の)緊張を高める一方的な行為には、いかなる国に対しても反対する」と再度反対表明。

EUのアシュトン外交安全保障上級代表は「事態を深刻化させ、地域の緊張を高める」と懸念を示した。

自民党が即時撤回決議「公海上空の飛行の自由の原則を不当に侵害すると同時に国際社会全体の平和と安定に対する重大な挑戦だ。また、わが国の固有の領土である尖閣諸島の領空があたかも『中国の領空』であるかのごとき表示をしており、このような力を背景とした不当な膨張主義を断じて受け入れることはできない」

29日
自民党決議を受けた安倍総理「冷静かつ毅然たる対応をしっかりやっていく。同盟国、周辺諸国、国際機関と連携していきたい」

◎言葉の定義
・領空
領土と領海の上空。(領海は領土から12海里の範囲)
国家主権の範囲であり、許可無く侵入すると領空侵犯となり最悪撃墜される。

・防空識別圏(ADIZ)
領空侵犯を未然に防ぐため、領空に接近する航空機を識別する範囲のこと。
通常は領空の外で公海上空などに設定する。
法的根拠はなく、強制力はない。
公海上空の場合は国際法が定める通行の自由が適用される。
領空侵犯の恐れがある場合、当該国の戦闘機が緊急出動(スクランブル)する範囲となる。

・飛行情報区(FIR)
世界の空の航空交通の円滑で安全な流れを促進するよう考慮され分割された空域である。
国単位ではなく管制センター単位である。
空の交通整理のための区割りであり、領空とはまったく関係ない。


◎問題点
中国は防空識別圏設定にあたりこう公告しました。
「(中国の)防空識別圏を飛行する航空機は、飛行計画(フライトプラン)を外務省か航空当局に通報するとともに、国防省の指令に従わなければならない」
「指令に従わない航空機には武力で防御的な緊急措置を講じる」

中国の防空識別圏は公海上です。そして公海上空は自由通行の原則が国際法で定められています。
他国の防空識別圏に入るのにフライトプランを提出する義務はなく、領空に近づきでもしなければなんら指令される言われもないのです。
中国が上記の行為ができるのは領空内だけです。
つまり中国は防空識別圏設定の名を借りた「領空宣言」をしたのです。
安倍総理が「わが国固有の領土である尖閣諸島の領空があたかも中国の領空であるかのごとき表示」と表現したのはこういう理由です。

一部の日本人は中国を擁護しますが的外れな意見です。
A「他国もフライトプランを求めている」
義務ではありません。それと一部で飛行情報区規定を防空識別圏と混同している人がいます。

B「中国にも防空識別圏を設定する権利はある」
通過する民間機を支配するのは公海上の自由通行を定めた国際法に反しています。

C「日本だって設定した」
日本は他国の領土はおろか防空識別圏にも重ねていません。後から一方的に領空まで範囲にして、スクランブルに名を借りて領空侵犯ですか?
それどころか中国は自国の主権が防空識別圏にも及ぶと主張。
領空を奪う構えはもう宣戦布告に準ずる暴挙です。


国際法では公海上の通行自由を認めてあり、それを脅かす中国の行為はソマリア沖の海賊と変わりません。

世界の警察を自負するアメリカが黙っているわけがない。
日米同盟以前に世界秩序への挑戦としてアメリカは断固たる態度をとります。
中国は「国際法に沿っている」と主張していますが、日米の他オーストラリアやEUも抗議や自制を求められるなど中国は国際的に孤立しました。
世界に向けて「我が国は平和を脅かす悪だ」と宣言したのですから当然です。
これほど巨大な墓穴を掘った国など見たことありません。
北朝鮮でさえもっと慎重です。
中華人民共和国は歴代王朝で最低の外交しかできなかったと歴史に刻まれるでしょう。
最高権力者習近平の名と共に。

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