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2013年1月の2件の投稿

カレイドスターは伝説の名作

今まで見なかった自分が許せない。

「謝れ! レイラさんに謝れ!」

と過去の自分を責めたいほど。

だってARIAの佐藤順一監督作だよ。

前から評判が高かったことは知っていたんだよ。

大原さやかさんのベストキャラに、いつもレイラさんの名前があがっていたじゃないか。

なんで今まで見なかったんだ!?

カレイドスターは伝説に残る名作です。

この作品はリアルタイムで見られた人は幸いです。

見ていない人は、今すぐレンタルショップへGO!

あるいはネット配信ですぐ見ましょう。今見ましょう。

ハリー、ハリー、ハリー、ハリー、ハリー!

この作品を見ないと人生損しますよ。

僕は十年も損をした。

これ以上損しなくて本当によかった。



以降ネタバレですので、読む人は注意ください。



バンダイチャンネルで見放題が終わる作品にあったので、一気に見ました。

最初はレイラさんに憧れたそらのサクセスストーリーと思いました。

実力を身につけ、物まねではない自分の舞台を見いだし、そしてレイラさんとの共演までこぎ着けたそら。

ところが、ユーリの謀略でカレイドステージは解散させられます。

演ずる舞台が奪われるなんて、思い切ったシナリオですね。

取り戻すための条件が「幻の大技」を成功させること。しかもその技はユーリの父親の命を奪った危険な技でもあるという燃える展開。ユーリは逆恨みでカレイドステージに復讐をしているのです。

幻の大技はペアでやる技。そらとレイラさんが挑みます。



この作品は主人公の特訓が随所にあります。

今回もグランドキャニオンで猛特訓ですよ。

平成のご時世に特訓。

そらは鉄球を腹に打ち込まれるという、巨人の星さながらのしごきをうけます。

さらにレイラさんは減量ですよ、減量!

無理が祟ってレイラさんは肩を痛めてしまいます。それを堪えてさらに特訓するのです。ひとことも弱音を吐かないレイラさんには、ハートを射貫かれましたよ。

汗と涙の末に完成した、幻の大技がついに披露されます!

震え上がる感動的な美しいシーンです。

成功した喜びもつかの間、レイラさんは肩の怪我で引退してしまいます。

そらに夢を託して。



この2クール26話だけでも歴史に残る名作だったのに、さらに続くんですよ。

レイラさんを欠いたカレイドステージは、レオンにかき乱されそらは追い詰められます。

さらに新人メイにヒロインの座を奪われます。

レイラさんが持ってきたサーカスフェス出場権をかけた勝負でも、そらはメイに敗れます。

しかし、まだ道はあった。かつての敵ユーリが味方となって再登場。

新たな技「天使の技」を会得したそらはユーリとサーカスフェスに乗り込みます。

しかし出演者同士の憎しみ合いにそらは動揺、途中棄権してレイラさんを失望させます。

失意のままに帰国してしまうそら。

1クールまるまる主人公が負け続けるなんて、今のアニメでできるでしょうか?

10年前でさえ無茶話だったことが製作裏話でうかがえました。

ですがこの苦闘があったからこそ、4クール目の盛り上がりが生まれるのです。

再出発したそらは、なんと雑用係をやります。

でも楽しいんです。そらがいればそこは舞台。

そらが目指すのは「争いのない、観客も出演者も皆幸せになれるステージ」です。

それが可能かどうかは分からない。「天使の技を完成させたらできるかも」と、一縷の望みです。

誰もなし得なかった高みへと目指すそらは迷いません。必死に特訓、ついに天使の技を会得するのです。



だがそんなそらの前に立ちはだかったのが、復活したレイラさんだあああああ!



なんと彼女も天使の技を会得したのです。

ついにふたりは主演の座を賭けて対決します。

同時に演技するという異常なオーディション。

でもそらは争うことは考えません。そらは、その場にいる人たちを幸せにしたいのです。

その気持ちが見る者の心を掴み、レイラさんも「そらを見たくなり」ふり向いた。

その瞬間、そらの背中には翼が――

レイラさんはそらから役を奪うためではなく、そらに破れて道を開くために、肩の故障を押してオーディションに挑んだのです。

「これからはあなたが挑まれるのよ」と伝えるために。

目標だった自分が負けずに引退したため、そらを迷わせた責任をとるために。

そして最終回そらの演じる白鳥の湖の見せ場、天使の技に魅せられたキャストが舞台に出てきまいます。客席からパフォーマーたちも参加しますが、誰も争わず、皆が楽しんで芸をします。客席と舞台が一体となって皆が幸せになります。

そらが目指してきた舞台が実現したのです。

見届けたレイラさん「私の役目は終わった」と言うのですよ。

そらのために、そこまでやりますか。

あなたは女神ですよ。


こうして幕を閉じたカレイドスターですが、その後にOVAでレイラ・ハミルトン物語が出ています。

こちらはレイラ編の最終回。

今まで心を強くして生きてきたレイラさんが「弱くてもいいんだ」と、初めて涙を流すのです。

そうなんだよ。レイラさん神がかりすぎていましたよ。まだ十代なのにいいいい!

やっとレイラさんも本当の自分を取り戻せました。



いやいや、実に素晴らしい作品でした。

伝説に残る名作です。

バンブーブレイド

Bamboo Blade 直訳すれば竹の刃。この場合は竹刀を意味しますね。(辞書的にはbamboo swordだけど)

という具合に竹刀を関したアニメがありました。

キャプテン翼でサッカー熱が、スラムダンクでバスケット人気が出ましたが、バンブーブレイドで剣道ファンが増えたとは聞いたことはありません。

それほど評判にはならなかったからでしょう。

僕も当時は知りませんでした。

存在を知ったのは、僕の一番好きなアニメARIAの前番組だったからです。

放送時間がずれて「あれ、違うの始まった」とがっかりしたのが出会いです。

そのときは途中だったから見ませんでしたけど、ずっと引っかかっていました。

中学時代に剣道をしていたので、珍しい剣道アニメに興味があったのです。

しかし他のことで忙しく、機会はありませんでした。

この度、縁があって見ました。

事前知識なし。だから最初に出てきた部長が主役かと思ったくらいですよ。

でも主役は新入生、天才剣士珠姫ことタマちゃんです。

人付き合いが苦手で、感情が声に出ないあたり誰かに似ているし、声も覚えが……エンディングで目を剥きました。

ARIAで天才ウンディーネを演じていた広橋涼ですよ。同時期に同タイプのキャラを演じていたんですね。

でもってこのタマちゃん、正義の味方に憧れていたのです。後輩を苛める男子の先輩を見て、正義の炎を燃やします。

1話ラストの台詞、

「一年九組川添珠姫、一時的に剣道部に仮入部します!」

その声は凛として頼もしく、俺のハートをがっちりゲットしました。

そのまま全26話を見ましたが、いいアニメでした。

正当スポーツもので、変な根性論とか必殺技なんてありません。

剣道は流した汗の分しか強くなれない、そこがしっかりと描かれていました。

だからタマちゃんが天才でも特別な技があるのではなく、素早く正確に動けるしか描写がありません。

剣道の神髄って、多分そこだと思います。

基礎こそが至上なのです。

ストーリー展開も見事で、ダメ先生だった顧問が最後に男を見せますし、初めての敗北に挫折したタマちゃんを幼なじみの努力君が背中を押すなど、みんな成長してあらたな一年を迎えるのです。

見終わって竹刀を振りたくなりました。

中学のときこのアニメ見ていたら、僕はずっと剣道を続けていたかもしれません。

僕は剣道の楽しみを知らずに竹刀を置いてしまったのです。

多くのキャラがタマちゃんに魅せられ、憧れ、闘志を燃やすのです。

初めて負けたタマちゃんも、悔しさをバネに見事雪辱を果たします。

当時の僕には漠然と「強くなりたい」しかありませんでした。

具体的な目標がなかったのです。

そんな甘い考えで武道など続くわけがありません。

でも、今の僕は素振りをしたくてたまらない。

剣道は無理でも竹刀を振るだけならいつでも、いつまでもできます。

残念なことに竹刀はなかったので、木刀を振りました。

三十年経っても体が覚えていましたよ。

そりゃブレブレでダメダメな振りでしたが、考えずとも体は動くんです。

やっていて良かったな、剣道。

作中にも出た言葉ですが「剣道三杯段」があります。

剣道の有段者が棒を持ったら、他の武道家は三倍の段位がなければ対抗できないことを意味します。

初段の剣道家には三段でないと立ち向かえない、それほど棒を持たせたら強いのです。

だから警察でも柔道と並んで取り組んでいるのですよ。

犯罪者が刃物を持っていても叩き落とせますし、ヘルメットなどで守りを固めても急所の喉を突けば終わりです。

相手との間合いの取り方、攻めるときの踏み込みなど、フットワークひとつとっても極めて実戦的な武道なのです。

手っ取り早く強くなるならボクシング、という言葉を聞いたことがあります。

しかし本当に強くなるなら剣道かも知れません。

素振りだけなら木刀でもいいけど、竹刀を握りたい。

そうして僕はAmazonさんのサイトを開くのでした。

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