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鍼灸師さんから教わった東洋医学と人体の不思議

鍼灸師さんから教わった東洋医学(漢方)などについて語ります。

東洋医学は全身状態を観察し、体の機能を高めることで病気などを治療するそうです。

個別の臓器など部位別に見る西洋医学とは、まったく違ったアプローチであります。

そのため違う病気でも同じ治療法になる場合もあれば、同じ病気でも患者の体質によって異なる治療法になる場合もあります。

風邪薬として有名な葛根湯が肩こりの治療にも使われるのがこの例です。

そして風邪でもひきはじめと治りかけで薬が違ったりするのも、患者の状態に合わせて治療法を変えるからです。

漢方について僕なりの解説を。

漢方を中国医学だと思っている人は多いと思います。

しかし漢方とは江戸時代に日本で作られた言葉です。

オランダから伝わった西洋医学(蘭方)と区別するため、伝統医学を漢方と呼称したものです。

名前どおり、元は古代中国から伝わった医学です。

しかし日本で独自に改良され発達しました。

王朝交代で医学が廃れた清国に、日本から輸出された漢方を元に中国医学は生まれたのです。

つまり中国医学は、一度日本に渡ったのち進化した技術を逆輸入したものです。

だから中国医学では「漢方薬」は存在しません。あったとしたら、それは……

その中国医学も、独裁者毛沢東(天安門広場に掲げられている男)による大虐殺(文化大革命)で断絶させられました。

医師などの知識人たちは殺され、蓄積されてきた研究資料は焼かれました。

中国医学の研究資料を最も残しているのは京都大学と聞き及んでいます。

中国人は「文化大革命は歴史的失敗だった」と陰では口を揃えます(公には言わない)。

しかし日本のいわゆる「知識人」の中にはいまだに文化大革命を礼賛するバカがいます。

2500万人もの大虐殺を美化できる脳みそは腐っておりますね。

日本で漢方医になるには医師免許が必要です。

つまり西洋医学の資格がないと漢方医になれないのです。

異なるふたつの医学知識をもつ漢方医は、西洋医学オンリーな医者よりも信頼できます。

僕のかかりつけの医者は漢方医の資格も持っており、風邪のときは西洋薬と一緒に漢方薬をくれたりします。

そしてその病院は、地元で一番混雑しています。

普通の町医者なのに総合病院のように番号札を使い、酷いときは二時間待ちです。

地元民が選ぶ病院なのですよ。

鍼灸師さんの話に戻ります。

娘さんは獣医で水族館にお勤めだそうです。

今は漢方の勉強を勧めているとのこと。

なぜなら獣医では魚、イルカ(ほ乳類)、ペンギン(鳥類)では別々の知識を要求されますが、漢方医ならひとつで済むそうです。

すごいですねえ。

動物の話になると、僕の知識と相乗効果が出てきます。

高等動物も単純化すると「口があって腸があって肛門がある」ちくわの形となります。

例えばナマコです。ナマコは目も耳もありません。海底でプランクトンを口から入れ、腸で消化し、肛門から排泄する単純な動物です。

でも腸にはびっしりと神経が並んでいて、外部の情報を得ているのです。

水質が悪化すると、ナマコは有害物を取り込まないよう腸を吐き出して断食に入ります。

体内の養分で生きながらえる間に腸が復活します。そのとき水質が戻っていると、また食べるようになるのです。

このように動物の神経系統は、脳系統より先に腸系統が先に生まれたのです。

だから脳が「食べて良い」と判断した食物を腸が「これは有害だ」と判断して下痢という形で強制排泄したりするのです。

免疫学の専門家の中には「腸は第二の脳」と言う人もいます。

腸の状態によって免疫力は相当変わって来ますし、脳内物質(神経伝達物質)のほとんどが消化器官でも作られているのです。

ちくわに始まった動物は進化の過程で光を感知できるようになります。

最初は皮膚で感知していましたが、それが一箇所に集約され、目へと進化します。

人体にも光を感知する皮膚が残っているそうです。

なんと膝の裏とのこと。

そこを日光に当てるだけで体内時計がリセットされるそうです。

生活が乱れている人は、膝の裏を日光に当てるといいそうですよ。

光と同じように、音も最初は皮膚で感知していました。

耳という専門器官ができても、皮膚にはまだ聴覚機能が残されているそうです。

音楽家に防音服を着せて演奏を聴かせたところ「全く物足りない」とのこと。

これはライブとヘッドホンとの違いで体感できると思います。

僕も和太鼓が好きで、腹の底からズンズンくる振動を心地よく感じます。

音楽マニアがスピーカーに大金を注ぎ込むのもうなずけます。

人間は音楽を耳だけで聞いているのではなく、全身で感じているのです。

視覚や聴覚などの感覚器官は、食料を得るため口を中心に発達しました。

そういった感覚器官の情報処理をするため、脳が生まれたのです。

口と腸と肛門がまずありきで、それを強化するため五感が生まれ、脳ができました。

人間は大脳が発達して言語を得ます。その言語で思考できるようになりましたが、全身には別系統の神経系が残っているのです。

いわゆる「体で覚える」場合は、脳以外の神経系統が連動します。

それどころか、反射行動は脳を介しません。

訓練すれば脳を介さずに複雑な行動をとれるようにもなります。

スポーツや武道などで反復練習するのは、このためです。

脳で思考しての行動は、反射行動に比べたら圧倒的に時間がかかります。

脳を介さないで行動するよう、人間は練習に励むわけです。

つまり精神とか心といった人間の行動を司る機能は、頭蓋骨に収まっているわけではないのです。

考えるのは脳でも、感じるのは全身だし、動くのも全身です。

脳死状態になっても肉体が生命維持活動を続けるのは、脳が生存に絶対必要な器官ではないからではないでしょうか?

2回に渡って鍼灸師さんから教わったことを書きましたが、補足を別にしたらたった1時間の施術中に会話した内容なんですよ。

実に濃密なやり取りでした。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

葵東さんは共和国市民運動というフランスの政党をご存知でしょうか。愛国左翼を掲げ、ネオナチや排外主義を排除しているそうです。葵東さんは日本共和国市民運動を目指している様に見えるのですが、実際はどうなのでしょうか。

神楽京乃様
いつもありがとうございます。
僕は特定の思想に傾倒しません。
他人の思想にすがることは、自ら考えることの放棄になります。
たとえいっとき同じ軌道を描いたにせよ、刻々と変わる世の中に従い僕も変わります。
功罪全ての責任を負うため、僕は他人の思想に頼ったりしないのです。

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