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左翼とは

僕が使う「左翼」とは何か、まとめました。

語源はフランス革命で権力を握った人たちの、国民議会での席割りによります。
右側に穏健派、左側に急進派がいたことから右翼左翼となりました。
その後は保守的な人が右翼、革新的な人が左翼、とざっくり分けます。
政治学からしたら暴論ですが、その後の経緯はさほど重要ではないため分かりやすくしました。

転機は「共産主義」という思想が生まれたことです。
マルクスの「資本論」に左翼は飛びつき、階級差のない平等社会こそ「ユートピア」だと熱烈に支持しました。
マルクスの経済論は画期的で、左翼はマルクスの想定したとおりに未来は変わると信じました。

「高度に発達した資本主義が共産主義に移行する」

左翼は待ちました。世界に資本主義が広まればいずれユートピアが実現すると。
しかしいくら待っても資本主義社会は共産主義になりません。
ここで「自分の頭で考えられる人」ならこう判断したでしょう。

「マルクスの予想は外れた」

しかし左翼たちは違いました。彼らはこう決めたのです。

「俺たちの力でユートピアを実現させよう」

そして世界初の社会主義国家が生まれました。
ソビエト連邦(ソ連)です。
世界中の左翼たちは狂喜しました。
「ついにユートピアの誕生だ!」

しかしソ連設立前のロシア帝国は封建主義で、資本主義さえ始まっていませんでした。
「マルクスの予想」はどこへ行ったのでしょう?
そもそも革命を起こしたレーニンは、国民の支持を受けて権力者になったのではなく、武力で国家転覆をしたに過ぎないのです。
古代からよくあるただの「王朝交代」に過ぎません。
現にソ連を支配した共産党は特権階級となり、国民たちを支配しました。
「平等社会」はどこへ行ったのでしょう?

これが左翼たちの共通項である「ダブルスタンダード」二重基準という奴です。
「左翼国家」がやることは正しい。でも同じ事を「他の国家」がやると間違ってる。
傲慢そのものの思考です。

第二次大戦後、ソ連は支配地域の東ヨーロッパに傀儡国家を次々と建てました。
もちろんその国の人々の意見など無視。戦車の大砲を向けての建国です。
左翼たちはこれも支持しました。
これが許されるなら、大日本帝国による満州国建国だっていいはずです。
これもダブルスタンダードという左翼たちの卑怯な思想です。

第二次大戦後、アメリカに続いてソ連でも核兵器が開発されると、資本主義国(西側)と左翼国家(東側)が敵対するようになります。
冷戦時代です。
東西会わせて数千の核兵器が配備された狂気の時代でした。
日本は西側でしたが、国内には多数の左翼がいて東側のために盛んに活動していました。


代表例としてベトナム反戦運動をとりあげます。

「アメリカがベトナムを侵略した」
と当時の左翼たちは広めていました。
少し実態は違いますね。
そもそもベトナムはフランスの植民地でした。
第二次大戦でドイツに降伏したフランスは枢軸国となり、同盟関係にあった日本がそこに駐留することになりました。
そこに「無関係な」中立国であるはずのアメリカが難癖つけたのが、太平洋戦争の原因とも言われますが、それは別の話題。
1945年、日本の援助でベトナム帝国が建国されました。
しかし日本が敗戦するや、左翼のホーチミンが国の一部を占領して「独立宣言」します。
そこにフランスが「再占領」に来たりしましたが、結局「ベトナム国」の独立を認めます。
これに対抗してソ連と中国がホーチミンの支配地域を「ベトナム民主共和国」と承認します。これが所謂北ベトナムです。
フランスは北ベトナムとの戦いに敗れ、北緯17度を国境に国が二分されます。以後のベトナム国が南ベトナムです。
1960年、北ベトナムが南ベトナムに侵略を開始。
ベトナム戦争の始まりです。
北ベトナムを中ソが支援し、南ベトナムにアメリカが軍を派遣して応援します。
というわけで、北ベトナムとアメリカとが戦うに至ったわけです。

「アメリカがベトナムを侵略した」は嘘で、「北ベトナムが南ベトナムを侵略したので、アメリカが助けに行った」が真実です。

このとき西側諸国で一つの運動が起こりました。
それが「ベトナム反戦運動」です。
アメリカではジョンレノンなどが運動して政府を批判しました。
日本でも「ベ平連」なる団体がアメリカを激しく非難しました。

しかし「侵略を始めたのは北ベトナム」なのです。
なぜアメリカを責めたか?
彼らは左翼だからです。
「左翼国家」がやることは正しい。でも同じ事を「他の国」がやると間違っている。
左翼特有のダブルスタンダードです。

アメリカ軍は政治家の思惑によって不利な戦いを強いられ、また北ベトナム軍は強力だったため、犠牲は増え続けます。
ついにアメリカはベトナムから撤退。そして北ベトナムにより南ベトナムは滅ぼされました。
これを左翼は「ベトナムが解放された」と大喜びです。
戦争が終わり、ベトナムに平和が訪れました。
しかしベトナム人の本当の悲劇はここから始まります。

100万人を越える人々が難民として国外に逃げ出したのです。
戦争を我慢できた人たちが、平和を我慢できなかったのです。
当時のベトナムの人口は4000万人ほどですから、異常な比率です。
理由は簡単です。他の左翼国家同様、北ベトナムも独裁国家だったからです。

一部は船に乗って脱出したので「ボートピープル」と呼ばれました。
「ユートピア」を捨てた人々を、左翼は突き放しました。
ジョンレノンもベ平連も難民を助けようとはしませんでした。

そのうえさらに、1979年に中国がベトナムに戦争を仕掛けます。中越戦争です。
アメリカに対しては「侵略者」の汚名を着せて反対したジョンレノンやベ平連はどうしたのでしょう?
「左翼国家」がすることは正しい。
でも侵略されたベトナムだって「左翼国家」です。

この状況を左翼がどう受け止めたか、僕はずっと知りたかった。
先日「ベトナム反戦運動をした」とのツイートがありました。
東海さんという方です。

@tokaiama オレが反原発運動に参加したのは40年前のこと。ベトナム反戦運動の延長に次の課題は原発だと思った。

それでこう質問したのです。

ベトナム戦争が終わったあと、大量の難民が国外脱出しましたが、助けましたか? その後中国がベトナムに侵略したとき、反戦活動しましたか? #原発 #放射能

それに対するツイートがこれです。

.@tokaiama 何を偉そうにぬかしてる! 君はどうなんだ、自分から明らかにしろ、馬鹿野郎! 

ブロックして以後彼のツイートは僕には見られなくなりました。

これが左翼です。

自分は正しい。なぜなら左翼だからだ。
批判する奴は間違っている。なぜなら左翼ではないからだ。

オウム信者並みの頭です。


しかし左翼たちの応援虚しく、今世紀を待たずしてソ連は崩壊、東ヨーロッパも民主化されました。
そして次々と暴かれたのは、左翼国家による恐怖政治です。
20世紀の前半が「戦争の時代」なら、後半は「左翼国家による大虐殺時代」です。
左翼は権力を握ると真っ先に知識層を虐殺しました。
なぜ?
自分たちの思想が間違っていると、指摘されるのを恐れたからです。
左翼国家では政府に都合のよい情報しか流しません。
戦時中の日本と同じです。
でも最初から嘘だから、矛盾などボロボロあります。
「自分の頭で考えられる人」はその矛盾に気がつくのです。
彼らは当たり前の質問をします。
例えば「マルクスは高度に発達した資本主義社会が共産主義になると言いましたね」と。
そんな指摘をされたら、暴力によって権力を簒奪した自分たちの正当性が否定されます。
だから殺すのです。

事実、今の左翼も僕にツイートが見られないよう情報を閉ざしました。
当たり前の指摘に答えられないのは、偉い人の教えをオウム返しにするだけの人間だからです。
そもそも自分の頭で考えられれば、マルクスなんかにかぶれません。
自分では「正解」を見いだせない。その「正解」を教えてくれたマルクス偉い!
左翼は安易に「正解」に飛びついた愚か者なのです。

左翼国家は富裕層を殺して財産を奪います。
でもそれって無法そのものです。
だから反対者が出ないように思想統制をします。
情報を統制し、言論の自由を奪います。
史上最悪の独裁国家群の誕生です。

左翼国家では国を「計画的に」動かそうとしました。
しかしうまく動きません。
やることなすこと失敗続き。
代表的な失敗は中国の「大躍進運動」です。毛沢東の指導で農業をやった結果、凶作で約3000万人が餓死しました。
当然国民の不満は募ります。
そこで「犯人捜し」のため文化大革命をして、凡そ2000万人が殺戮された模様です。
正しい数字は分かりません。
政府に都合が悪い記録は許さないのが左翼国家だからです。
粛正と称した殺戮行為は普通で、カンボジアでも200万人が虐殺されました。
隣国のベトナムはとばっちりを食ったため、軍隊でカンボジアを制圧します。
当時カンボジアを支援していた中国はこれに怒り、侵略をしたのが中越戦争なのです。

さすがに西側の左翼もこの事実に反論できず、以後左翼国家への応援は下火になりました。
でも彼らが反省も改心もしていません。
自分たちが応援していた左翼国家が、恐るべき弾圧国家だったことは歴史に刻まれた。
ならそれを反省して、二度と過ちを繰り返さないために行動するはずです。

どうすればいいのか?

残された左翼国家から、一国も早く民衆を救うことです。

それ以外、自分たちの犯した罪を償う方法などないからです。

ジョンレノンが生きていたとしたら、彼は中国民主化運動をしたでしょうか?
彼がソ連崩壊を待たずして死んだことは実に残念です。

今の世界、左翼国家を「正しい」とする左翼などほとんどいません。
現在の左翼とはアメリカ民主党やイギリス労働党などの革新派です。彼らは左翼を嫌い「リベラル」と称しております。
右翼はアメリカ共和党やイギリス保守党などの保守派です。
僕は革新派なので明らかに左翼に分類されます。世界標準では。

日本では様相が違います。
日本の左翼は今もなお「左翼国家は正しい」と主張している人たちです。
先日「中国の核実験による放射性物質が日本に降り注いでいる」と大勢の教えましたが、ひとりを除いて無視か罵倒です。
その人たちは「瓦礫反対」を主張している人たちです。
彼らこそ左翼なのです。
復興を妨げて日本の国民を互いに憎しみ合わせるための、中国の謀略の手先なのです。

世界中の人々の敵なのです!

彼らは左翼とは称しません。最早左翼は世界の汚点だからです。
市民と称しております。
過去毎日新聞で「米軍艦艇入港に反対する市民」と掲載された写真には、7〜8人のヘルメット姿の人が写っておりました。僕は工事現場以外でヘルメットを被る人など、左翼団体以外で見たことはありません。
同じ軍艦を映したテレビでは見学会に地元の人々が押し寄せている様がありました。子供連れが多くて、左翼団体が動員する「小汚いオッサン」の姿はどこにもありません。

マスコミは左翼を「市民」と報道します。
マスコミは左翼のテロリストを「過激派」と報道します。
世論を敵に回せない政府はマスコミに牛耳られています。

左翼をいまだに擁護する人たちが、この国の、特に「言論の自由を守る」人々の中に食い込んでいるのです。
だから「中国の悪行」はほとんど報じられないのです。
世界中が騒いでようやく小さく扱う程度。
言論の自由を守るべき報道機関が、独裁国家の言論弾圧の片棒を担いでいるのがこの国なのです。
中国が民主化されたとき「独裁者に協力した」と日本が非難されることは火を見るより明らかです。

そのときまで日本という国が残っていれば、ですが。

長くなりましたが、左翼とは何か知るきっかけになれば幸いです。

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