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作品が出来るまで

久しぶりに作品の話題です。

初稿というのは、最初に編集さんに渡す原稿のことを言います。
チェックを受けて直して再提出するのが2稿、以後3稿、4稿、これ以上だと「勘弁してください」になります。
ベテランになると初稿をそのまま校正(誤字や表記などのチェックをする)に出せるほどの方もいます。
そこまでは行かないにしても、普通はそれなりのものを初稿といえど出すわけです。
プロですから当然と言えば当然。
でも中には、それができなくてもプロになった者もいます。
はい、僕です。

僕は書きながらアイデアが浮かぶタイプなのです。
そのためあらすじで作品を説明するプロットでは十分にアイデアが出ません。
そのため大まかな方向ということでOKをもらったら、勢いに任せて書きます。書きながら考えます。
そうして出来たのは殴り書き。これを誤字脱字などをチェックして「理解してもらえるレベル」にして編集さんに送ります。
書いていると脳が沸騰して思考力なくなります。その状態だともうどうあがいてもそれ以上のレベルにはできないのです。
そんな初稿ですから、チェックする編集さんは大変です。
当然ながら膨大なチェックが必要となるわけです。
すみません。本当にすみません。
でも、僕にとってそのチェック待ちの冷却期間にまたアイデアが湧いてくるのです。
返ってきた直し入り原稿をパソコンの脇のデータホルダに立てて、2稿を頭から打ち始めます。
ファイルの訂正? 何それ美味しいの?
一から全部打ち直します。
カーソル動かしてデリートとかしている暇に、その倍は打てます。
打鍵速度はチャットで鍛えてました。それが高じて投降時代には腱鞘炎になるほどに。
冷却期間に湧いたアイデアを盛り込むと同時に、書きながらさらに考えアイデアを入れ込みます。
完成したらまた誤字脱字をチェックして送ります。
また編集さんから戻ってきたら、また一から打ち直します。

原稿を見ながら打ち直すやり方は、パソコン通信時代にプロ作家からの「練習法」として学びました。
「プロはやらないが、練習にはなる」
とされた方法を、プロになった今も墨守しているのです。
なぜ?
その方が面白くなるからです。
どうも人間の脳は「読む」とき使う部分と「書く」とき使う部分が違うようです。
つまり「読みながら書く」と両方使えて通常の三倍面白くなるという不思議な話。
さすがに3回やるともう時間がないから、細かい直しをファイル修正して、4稿で校正さんに回すパターンですか。

歴代編集さんには本当に負担をかけて申し訳ありません。
でも、編集さんしか知らない「作品がどんどん良くなる」楽しみもあるから許してください。
それだけ編集さんに負担をかけるから、僕は締め切りは厳守します。
体調を崩して一回だけ発刊がひと月延びた以外、ずっと魔材はペース維持です。
読者の皆さんが続きを待っているのですから、遅らせるわけにはいきません。
品質、ペースはキープする。でも手間がかかる。

日々成長はしておりますので、どうかご容赦を。
これからも魔法の材料ございますをよろしくお願いします。

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