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魔法の材料ございます初期設定

長らくブログを停止していて申し訳ありませんでした。

魔材の設定データを見直しておりまして、初期はどう考えていたかを現状と比較してみます。

まずは舞台背景です。

社会
 ドラゴンなど幻獣がいて、魔法が当たり前。誰でも使えるわけではない、特殊技術。
 町なら占術師くらいいる。癒術師は医者がわり。攻撃魔法を使う魔導師は少数。
 セキュリティ会社のように、魔法罠屋がある。
 魔法が普通にあるので、魔法材店が成立する。
 ドラゴンに家畜や人間が襲われるので、人々は竜殺しを英雄とする。
 ギルドがある。
 多数神
 魔導師と神官は仲が悪い。魔界は神の力がおよばぬ領域。
 かつて魔導師たちが相争う時代があり、文明が滅びかけた。故に神殿は魔法を悪しき力と排斥する。
 一方で生活に根付いた魔法は生き延びる。
 日陰者だった魔法使いの地位を上げたのはドーク
 365日 30日の12ヶ月 5日の祭日
 12刻

これらの設定はシリーズを通して変わってませんね。
一年を365日にしたのは、現実と年齢換算を統一するためです。
5日の祭日は新年、春分、夏至、秋分、冬至です。
一年は新年に始まり、冬至に終わります。
日本の四季とは若干ずれますが、それは余所の国のお話ということで。

ドーク魔法材店
 三代続いた創業27年の魔法材店の老舗。質が良いので評判。店主が品を見る目がある。
 単に魔法材料を売るだけでなく、調材して付加価値を高めることをサシャがやらせて利益率を上げている。
 二階建て一戸建て。二階は奥だけで居室。 地下に倉庫がある。魔法材料は「全部売り払えば城が建つ」
 それでも借金が残っている。
 セキュリティは万全。魔法罠で厳重に守られている。
 正面カウンターには魔法障壁。客を狙う魔法罠多数。無理強いする客を追い返すため。
 店の表側半分は建て直されているため、新しい。
 魔法罠は罠術師が仕掛けている。
 魔法学校の生徒がときおりからかいに来る。
 父親が賢者の石をあつかったこともある。
 間口は狭く、二間ほど。裏庭があって、そこで三代目は作業する。
 周囲は空き地。そこでサシャが薬草を栽培している。

この設定も変更ありません。
魔法学校との絡みが活かされてませんね。


クラウト王国
山岳地域からの流人が興した国。建国三百年。工業技術と商業が盛んな国。
クラウト商人は敵対国家でも乗り込むほど商売熱心。通貨は他国で通用するほど信頼がある。
国は富み、二百年間対外戦争は行っていない。裏で策謀をめぐらせているからである。
ルガーン帝国と建国以来の宿縁であるが、商業で支配下に置いた地域を分離独立させる作戦で緩衝地帯を得る。
王家の紋章はユニコーン。そのためユニコーン狩りは国内では禁じられている。
祖先の地である山岳で信仰されてきた天空神を王侯貴族は信仰している。
庶民の信仰は自由で、主に大地神、富貴神、戦争神、工芸神の信者が多く、海辺では海洋神信仰が強い。
魔法使いが様々な技術により人々の生活に浸透している。医者の代わりに癒術師、占術師、薬術師など。


某商業ファンタジーはドイツをモチーフにしているそうですが、僕はイタリアを意識しました。
中世ヨーロッパは閉塞的で文明も衰退していましたが、地中海貿易で東方と交流していたイタリアの海洋都市国家は華やかだったのです。
迷信深い他地域に比べイタリアの都市国家はかなり現実的で、現代日本人と感性が近いから読者に違和感をだかせずに済むとの判断です。
海外文学でも日本人になじみがない習慣とかでまごつくことを思えば、読書初心者向けのライトノベルでは舞台は特別でも人間は身近にしませんとね。


マルヴドークの町
壁の周囲は1キロ程度の小さな町。人口五千人程度。
マルヴがドークに救われたことから、町名変更
参事会で方針を決める。商人たちと二つの聖堂の神官長、魔法学校の校長、三代目も参事。
正門から大通りを抜ければ中央広場にドークの石像が。左右に対立するふたつの神の聖堂。背後にドークの店。
神はドラゴンを退けなかった。倒したのは魔導師ドーク。この町では神よりも英雄が上だ。
魔法使いが尊敬され、町の規模としては異例の魔法学校がある。普通学校はない。神殿で読み書きを教える。
商人の富貴神と、農民の大地神。常に反発しあい、町を二分していた。
三頭のドラゴンの襲撃を受けたときも連帯できず、市民たちも見限ったほど。
それを救ったのはドーク。そのため二つの神殿と、魔法を支持する市民との三派に分かれている。
参事会 領主の代官が参事長で二神殿、魔法学校、各ギルド代表、ドーク魔法材店店主ら一四名で構成される


最近ドークの像を忘れている自分にびっくり。
大地神の信者は町周辺の農民なので、その辺は変更しました。
中世ヨーロッパで5000人は結構大きな町になります。それだけクラウト王国は国力があるという設定です。
魔法学校はあちこちにあるつもりでしたが、後に一カ所に変えました。魔法使いの数を当初より減らしたからです。マルブドークの町は例外的に魔法使いが多いのです。


魔法使いと神官
魔法使いは魔力こそこの世の根元としており、神々は魔族同様、異世界からの干渉者と見なしている。
神がこの世を創造したとしている神官は、魔力は神に背くための力として、魔法使いを迫害している。
創造神話は六千年前としているが、魔法使いは石器時代の痕跡は2万年前からあると主張。動植物の化石から、この世は数億年前には存在したとしている。六千年前なのは、文字の発明がそのころだからで、実際は五千年前から神の干渉は始まった。
クラウト王国では連盟設立とドラゴン討伐の功により、魔法使いが王宮から市民として認められた(ドークの葬儀に勅使を送った)。


魔法については「「汎神論」ならぬ「汎魔論」です。
根源の力とは電子や陽子を構成する素粒子を結びつける力、と解釈してくだされば結構です。
だから大量の魔力が注がれると原子の活動は活発になり(加熱。3巻で鉄筋で焼き切れた)、それを越すとプラズマ状態になります。これがドラゴンの炎(ブレス)です。


魔法使い連盟
ドークの提唱により発足。
差別される魔法使いへの支援、不良魔法使いへの懲罰など魔法使いの地位向上を目指す。
連盟で働く魔法使いにはドークの蔵書が読める。
死んだ魔法使いの蔵書は全て魔法使い連盟が引き取り(遺族には補償)蔵書に加える。
禁忌事項ふたつ。生命探求と政治参加。もちろん戦争行為は御法度。
ただし、自分の居住地を守ることは例外的に認められている。だから町の守備隊や参事にもなれる。


閲覧権の単語こそありませんが、その設定は最初からありました。
生命探求についてはシリーズにはまだ出てません。


魔法
L0 魔法薬(魔法材を組みあわせる)を使う。素人でも可能。
L1 自らの魔力を使える。魔法薬の威力倍増。癒術師、占術師、呪術師、妖術師。駆け出し魔法使い。
L2 四大元素の魔力を使える。魔法使い。
L3 魔界の力を導ける。魔導師。
魔界の力は制御が難しく、治癒などの繊細な作業には不向き。魔導師は攻撃系が多い。
ドラゴンはL2。
L3は魔界から力を導くことに自らの力を使うので、魔法生物であるドラゴンよりはるかに魔力が弱い人間でも抗しうる。
魔獣は魔界の生命。かつて魔界とつながった際に来た。
魔力は何にでもある。俺にも、君にも、そこらの石にでも(汎魔論・精霊の力)。ただ、他に影響するほど強くはない。そして、使うのは難しい。泳げる奴もいれば、泳げない奴もいる。魔法は泳げる奴が少ないんだ。
死者の復活は不可能
雰囲気魔法 対象の周辺の空気を変質させ、眠気、倦怠感、嚔、嘔吐、などを催させる。
付与魔法 本人もしくは他人に動物の能力を付与する。梟の目、狼の脚、鷹の翼
剣や鎧などに力を付与し、風や火の属性を与える。
攻撃魔法 火炎、雷、氷片などを放つ。
治癒魔法 対象の快復力を増強させることで傷、火傷、骨折などを治す。


この頃は魔界とこちらが繋がっていて、魔獣はそこから来たとの設定でした。つまり魔獣は異物だったのです。
でも人間だって魔法が使えるんだから、動物が使えても不思議じゃない、と変更しました。
治癒魔法についてはかなり限定しました。魔法が万能だと話が詰まらない。制限された中で頭をひねることがやりたかったのです。
そして重要なのが「死者の復活は不可能」です。リセットはありません。死んだらそれまでなのは現実と一緒です。さもないと「死が軽くなる」からです。
そういう意味でウィザードリーというゲームは画期的でした。死者を蘇らせる魔法はありますが、失敗するとキャラが削除されるというマゾゲーぶり。でもはまりましたよ。攻略本なしで方眼紙にマッピングしてましたし、その流れで女神転生というまたマゾゲーを悪魔合体まで全部自分で解きました。


キャラの設定についてはネタバレになりますので、非公開です。

投稿作を書く前にこのくらい決めていました。
完成作も初期設定そのままです。
1巻の書き直しでもキャラの立て方がメインで、設定はいじりませんでしたし。
ただ、この時点で魔神はありませんでした。
魔神を思いついたのは”彼女”が死んだ理由を考えているとき、投稿作を執筆する最中でした。
僕は書きながらアイデアが湧いてくるタイプなのです。

公開した以上、これを参考あるいは丸ごと利用されても構いません。
元ネタとして紹介していただけると作者が喜びます。

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コメント

久々更新お疲れ様です。
賢者の石があるということは錬金術師のような存在がいるのですか?生命探求も人工生命体などの方向ですかね、合成生物も似たような感じですね

次巻を楽しみにしてます。

ぜんざい様

そこに気づきましたか。鋭いですね。

魔材を書くにあたり、僕は魔法が出てくる小説を片端から読みました。
アイデアが被ってないかの確認です。
魔法にも色々あります。
魔材の世界では「魔法は万能」ではありません。

ゲームなどでファンタジーに興味を持った中高生を意識しておりましたので「コマンド入力式」なのです。
出来ることは限られており、その中から選ぶくらい魔法の範囲を狭くしたのです。
そのコマンド入力を省けるチート能力を持つのが主人公という次第です。

錬金術は現代化学の礎ともなった重要な存在で、僕も無視できませんでした。
だから魔材の世界にも錬金術はあるのです。
シリーズには出ないでしょうけど、あの世界には錬金術があります。

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