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僕の思想迷路

昭和の時代の昔話です。
当時の記憶ですから、数字などが現在では訂正されていることもあるかと思います。
僕は日記をつけないので、時系列が怪しいこともあるでしょう。
まあ、こんな風に育ったから今の僕がある、という感じの覚え書きです。

僕の両親は社会党支持者で、家で購読しているのは毎日新聞でした。
これだけで分かる人は分かるとおり、我が家は左翼家庭だったのです。
でも子供には関係ないこと。のはず。
でも幼稚園で「昔日本と戦争したアメリカは次にベトナムと戦争を始めました」と教わるほど、当時は日本のかなりが左翼だったのです。
漠然と「アメリカは悪い国だ」と思いはしたものの、幼稚園児には昔も外国も、物語と変わらない程度でした。
当時の僕の興味は生き物に向けられていました。
テレビ欄をチェックして、動物や恐竜、昆虫など生き物が出る番組は片っ端から見ました。
恐竜図鑑や怪獣大百科はボロボロになるほど読み倒し、寝床に動物図鑑を持ち込む、そんな幼稚園時代でした。
次に好きだったのは飛行機で、空を飛ぶ飛行機に手を振っていました。だから新聞の折り込み広告はすぐ紙飛行機にしてしまっておりました。
小学生のとき、父がプラモデルを買ってくれました。
箱を開けたとき、飛行機があると思っていた僕はがっくり。
三枚におろした魚みたいな部品が枠に収まっているだけだったからです。
ところがいざ完成すると、紙飛行機とは比べものにならない、立体的な飛行機になったのです。
それは僕の宝物になり、翼がもげるまで遊びました。
父はそれからいくつか作ってくれましたが、次第に見ているだけでは足らなくなりました。
勇んで製作に挑戦した結果は、接着剤がボディにぼてぼてついた、形だけはなんとかなった汚い代物。改めて父は凄いと尊敬したものです。
当時は百円で戦闘機のプラモデルが買えまして、小遣い握っておもちゃ屋さんへ行ったものです。でも父の域には遠く及びませんでした。
友達に勧められて軍艦にも手を出しましたが、部品が多すぎて挫折しました。
中学になると僕の興味は戦闘機から戦車に移りました。
先ほどから兵器ばかりが出てくることに気づきましたか?
当時、プラモデルは自動車を除けば戦闘機か軍艦、戦車が主流。あとは特撮とアニメでしたね。
テレビゲームがない時代、子供のオモチャから卒業した少年たちは自然に模型へと進んでいったのです。
話を戻しまして戦車です。
当時田宮模型の星マークは子供たちのあこがれでした。
僕のお気に入りはドイツ戦車でした。タイガーとはパンサーとか、大好きな動物の名前がついているのがまた好印象だったこともあります。

一度話を変えます。
幼稚園のころ図鑑を愛読していた僕は、絵本をあまり読んでいません。
記憶にあるのはエルマーと竜シリーズやカラスのパン屋さん、山の木の葉小僧(全部仮名でしたよ)くらい。
僕は小学校あがる前から図書館に通い、児童書を借りる幼稚園児でした。
小学生向けだから振り仮名があるので読めたのです。
それから読書は僕の生活の一部で、それは中学になっても変わりませんでした。
と、ここで話が繋がります。
ドイツ戦車が好きになった僕は、実際の活躍を知りたくて戦記物や歴史シリーズを読むようになりました。
今で言えばミリオタですね。でも今だって中高生はガンダム見て関連書物を買っているじゃないですか。本質は同じなんです。
高校になるとさらに深く知識を求め、第二次大戦のヨーロッパ戦線なら教師よりも詳しいほどになりました。
でも上には上がいるものでて、古代中国のことなら教師の知らないことをすらすら語るとんでもない同級生がいましたよ。それに比べたら僕なんてまだまだビギナーでした。
高校のときバイクの免許を取りまして、いっぱしのライダーになりました。
当時はバイクに対する風当たりは強く、取り締まる警察に対しては敵愾心を持っておりました。
左翼家庭に生まれ、権力の犬と戦う僕は当然のように「核兵器反対。原発止めろ」でした。

僕は十代のころは「原発反対」と主張していたのです。

当時は東西冷戦で、アメリカを中心とする資本主義国と、ソ連を中心とする社会主義国とが核兵器を突きつけ合う、狂気の時代でした。
日本は資本主義国ですから、アメリカのグループです。
昭和の頃は自民党がずっと政権与党で、僕は強く反発していました。
「選挙権をとったら社会党を応援するんだ」
と普通に思っていました。
ところが大学時代の友人に「社会党が政権をとったら日本はメチャメチャになる」という奴がおりました。
友人です。繰り返しますが友人です。
彼は自民党支持者で僕は社会党支持者だったんですが、友人でした。
「思想で他人を排斥するなんて、思想信条の自由をうたった憲法に反する」と僕は思っておりましたから、政治的には違う価値観だろうと、友情にはなんら影響はありませんでした。

話を戻して核兵器反対です。
年齢が60ほどの男性がおりまして、米軍の核実験を強く非難したことがありました。
そのとき僕は何も考えずに最近のニュースを口にしたんです。
「ソ連も核実験しましたね」
するとその男性は真っ赤になりました。
何か悪いことを言ったのか、と僕は言い訳をしました。
「アメリカが核実験をして、ソ連も核実験をする。両方やめさせないといけませんよね」
「ソ連の核は米帝の侵略に対する抑止力だ!」
と男性は叫びました。
僕は呆然としました。だって核兵器なんてみんな同じ、非人道的なものじゃないですか。
しかもその人は以前こう言っていたのです。
「日本を帝国主義からアメリカが解放してくれた」
日本と戦ったアメリカと、ソ連と対立しているアメリカとは別の国なのでしょうか?
疑問に思った僕は仲間に聞いたものです。
「西側の核兵器に反対するのに、なぜ東側の核兵器には反対しないの?」
みんな奇妙な顔をするだけで、誰も答えてくれませんでした。
そして僕は突然こう呼ばれたのです。

「右翼の軍国主義者!」

生まれも育ちも左翼なのに、どうして右翼になるのか? またどうして軍国主義になるのか、僕にはさっぱりです。
しかしレッテルが貼られた僕は拒絶されたのです。

大学の友人とはまったく逆です。政治思想が違っても別にそれは問題ではない。それが僕にとっての常識でした。
しかし左翼たちの中では僕が非常識だったのです。
左翼にとって自分たちは絶対の正義で、異を唱える者は反動分子なのです。
なおこの「反動」という意味は、自分たちの示す未来が正しく、それを妨げる者は悪という宗教じみた考えから出た言葉です。
未来のことは未来の人に任せる、それさえ許さない「自分たちの考え以外否定する人たち」が左翼なのです。

バカらしくなって僕は左翼から離れました。
そして彼らの言動に注意するようになりました。
すると次々と矛盾が出てくるのです。
「ソ連は計画経済で貧富の差がない」共産党員は特権階級で一般国民とは比べものにならない豪勢な生活をしていました。重要人物が来日した際は左翼たちはへいこらしていました。どこが平等?
「ベトナム戦争はアメリカの侵略だ」社会主義になったベトナムから百万人ものボートピープルが脱出しました。戦争で逃げなかった人たちが、です。さらにその後、中国がベトナムに侵略戦争をしかけ、無様に撃退されました。
「北朝鮮は地上の楽園だ」脱北者たちは誰もそうは言いませんね。
「ホーチミンは優しいお父さんだ」では何故彼から百万もの国民が(注! 辿り着けただけです。海に沈んだ人や、途中で殺された人は数字になりません)国を捨てて逃げ出したんですか?
「文化大革命で中国は一流国になった」
「ソ連の核はきれいな核だ!」
SFではありません。昭和の時代、真顔でこう主張する人たちはいっぱいいたのです。
突っ込むことさえできないほど呆れる言動ばかり。
左翼たちは「共産主義」「社会主義」の看板を掲げた国は手放しで礼賛し、それ以外は悪と断じてはばかりませんでした。

「ダブルスタンダード」という奴です。

旗の色が赤ければ正義、それ以外は全て悪。
極めて単純。
考えなくて済みます。
そして世の中には考えることを苦痛とする人たちがいるのです。
彼らにとり政治は手段ではなく、信仰なのです。
だから「お偉方」の言うことには疑問を持たず、ただオウム返しをするだけなので、単純な質問にも答えられないのです。
こんな連中とは一緒だなんて、僕には耐えられません。

20才になって最初の選挙に臨むとき、僕は父に打ち明けました。
「社会党には投票しない」
すると父は穏やかに言いました。
「選挙権は個人に与えられた大切な権利だ。だからお前は信じたとおり投票すればいい」
実はこの辺記憶が曖昧でして、多分こんな感じのことを言われたはずです。
小説なら盛り上がるシーンなのに、どうもおぼろげなのが残念です。
両親は僕に読みたい本を好きに選ばせてくれて、一度も「これを読め」とは言いませんでした。
お陰で左翼家庭に生まれながら、僕は政治色に染まらずにいられたのです。
既に両親とも他界しておりますが、本当に感謝しています。

そこに至るには他にも色々下地がありました。
両親は共に社会党支持者でした。
ところが同じく左翼の政党である共産党のことをボロクソに言っていたのです。
同じ左翼でありながら、子供にはわからない深い溝があったようですね。
さらに、第二次大戦の戦記で、ソ連が人命を弾丸以下に考えていたことが分かったのです。
ドイツ軍が攻めてきて味方は被害甚大、このままでは全滅します。指揮官は撤退命令を出しました。すると後ろにいた政治将校が指揮官を撃ち殺しました。
ソ連軍は国家の軍隊ではなく、共産党の私兵だったのです。
地雷原があれば横一列の兵士を突撃させます。全員が爆死したら二列目を突撃させます。進まなければ後ろから政治将校がマシンガンで皆殺しです。
共産党が命じたら待ち構えるドイツ軍陣地に騎兵(第二次大戦で!?)で突撃です。当然部隊は全滅、ドイツ側は負傷者さえ出ない始末。
ソ連兵は前からはドイツ軍の弾丸、後ろからは政治将校の弾丸で撃たれ死んでいったのです。
彼らにとって支配者がスターリンとヒトラーで、それほど差があったでしょうか?
少なくともドイツ軍には政治将校なんていませんでしたけどね。

スターリンは狂気の独裁者で、不都合な人間をシベリアに送り、ツンドラの大地で次々と衰弱死させました。
その中には終戦後武装解除した日本兵もいるのです。
戦争が終わったのになぜ兵士を連行して、極寒の地に暖房もろくな食料も与えず過酷な労働で殺すのです?
シベリアに抑留された日本兵たちは、奴隷以下の扱いで次々と命を落としました。

ソ連こそが「悪」の国だったんです。

「人類は平等」の旗を掲げた東側諸国は恐るべき階級社会と恐怖政治で、人類史上最悪の自国民虐殺をやらかしました。「粛正」の名の下に。
民主化を求めたプラハの民衆はソ連軍に蹂躙されました。
民主化を求めた天安門の若者は中国戦車に引き潰されました。
二十世紀の実験である社会主義共産主義国は完全な失敗と結論が出たのです。

ところが、我が国ではいまだに「社会主義や共産主義がユートピアだという幻想」を引きずっている人たちがいます。
それが左翼です。
ソ連が滅亡したら「ソ連を支持したことは失敗でした」と反省するのが普通の考え。
でも彼らはそんなことはしません。今何をしているか?
中国に乗り換えたんです。
元々自分の頭で考えられない人たちです。振られる旗が赤ければ支持国が変わっても疑問さえ持ちません。
これで中国が民主化したら、次は北朝鮮に乗り換えますね。
なにしろソ連と中国が険悪だった頃、彼らは中国のことをボロクソに言ってました。
「中国人はバカみたいに毛語録を振りかざす」
毛沢東は中国版スターリンで、内戦で国を奪い、アホな農政で大量の餓死者を出し、失政をごまかすために文化大革命と称して大量殺戮やらかしました。
自国民を殺した数ではスターリンと毛沢東の一騎打ちですね。ふたり足せば億は下らないでしょう。
ユダヤ人600万人のヒトラーなんか、このふたりに比べたら小者もいいところ。
だから今北朝鮮を批判していても、お偉方が「今日から北朝鮮を礼賛しろ」と言ったら手の平返します。
ソ連崩壊でやったことを、次やらないと思うほど、僕は彼らについて無知じゃないんです。

今、福島第一原発の事故によって、被災者が差別され被災地の復興が妨げられています。
そんな非道を働いているのが、この「左翼」なんです。
まずはきれい事を言います。
「原発なんて危険なものはやめましょう」
昭和の時代と同じ言葉です。
今はインターネットと伝達手段は発達しました。しかし内容は進歩していません。
「放射能なんて1Bqもダメだ」
そんな発言をツイッターで見かけると、僕はこう言います。
「中国の核実験で日本中は放射能汚染されてます。瓦礫を受け入れたとしても、あなたが浴びる放射線が増えるとは思えない」
大概は無視です。
自分の頭で考えられない人たちは、不都合な事実は目を閉じることで「なかったこと」にします。
中には反論する人も言いますが、それは僕が十代の頃の知識そのままです。
ソ連が中国に変わっただけで、まったく進歩してないのです。
左翼が革新とか、ブラックジョークもいいところ。頭はいまだに二十世紀です。

今日、これを書いたのはツイッターで中国の大気圏内核実験をこう発言した方がいたからです。

@mcas2187 水爆は9割が核分裂を伴わないきれいな爆発でした。

原水爆禁止運動に関わった全ての方々へ。
あなた方は間違っていたのです。
禁止するのは原爆だけで、水爆はどんどん応援してよいのです。
だってお仲間がそう言ってるんですよ?

昔話は以上、これからが本題です。

原発を止めろと言う人へ質問
「原発を止めた分の燃料を輸入する外貨を誰が稼ぐんですか?」

太陽光発電を政府は42円で20年買い取りすることを今考えています。
原発は関西電力が5.3円と言っておりますが、事故でコストが上がり9円とする説もあります。
でも太陽光発電に比べたら圧倒的に安いんです。しかも新しく発電所を作ると、送電線を引かなければなりません。鉄塔とか高圧電線とか、兆単位で費用が発生します。
さらに原発は、止めても維持費はかかるんです。
つまり原発を動かしても止めてもコストは発生し、動かさないとさらに代替の発電費用が上乗せされるのです。
電気代の上昇は不可避ですね。
「少しくらい我慢する」
という人は生活の目しかない人です。
日本の基幹産業である工業は大量の電力を使用しています。電力料金が上がれば製品の値段に反映せざるを得ません。
「そのくらい我慢する」
という人は、普段国産を選んでいるんですか? 安いから、と外国製品を買っていませんか?
日本は原料と燃料を輸入して、工業製品を輸出している。これくらいは中学生が習うことです。

では原料と燃料を輸入するお金はどこから出てくるんですか?

ただでさえ円高で輸出産業は大打撃を受けています。ここで電力料金が上がれば輸出はさらに減ります。
輸出が減って輸入が増える。つまり日本からお金がどんどん出ていくことになります。
収入が減ったのに支出を増やす家庭がどこにあります?

原発を止めれば日本は破産です。

今、日本の経済を支えているのは「原発反対」と言っている人たちではありません。
中小の工場で働く世界一の職人たちです。
彼らの涙ぐましい努力で得た技術力によって、日本は輸出できる高品質な製品を作れて、外貨を獲得してきたのです。
「どうせメーカーは海外へ行くんだ」
という人。下請けや孫請けを守るため、歯を食いしばって国内に残る決断をしているのは、あなたたちが嫌う「資本家」です。
親企業が海外へ行ったら、中小企業はどうなるんですか?
見殺しですか?

僕は断言します。
「左翼は絶対経済負担しない」

左翼活動家が起業して失業者たちを大量に雇った事例などありますか?
いつでも行政に文句をつけるだけで、絶対に自分たちは経済負担しないのです。
それどころか国会の議席が減って収入が減った社民党は、こともあろうか党の職員を解雇しました。
左翼政党が労働者を解雇したのです。

左翼たちはきれい事を言います。
でもそれはお偉方から言われた文句を繰り返しているだけで、当人は理解さえしていません。
「日本を帝国主義から解放したアメリカ」と「ソ連侵略を狙う米帝」が同時に脳内に存在する、それが左翼なのです。

瓦礫を受け入れたところで、日常的に浴びる放射線が増えるなんてありません。
住宅街に野積みするわけじゃなし、土に埋めるのに何が問題?
光と同じで放射線は距離が離れると減るんですけどね。
放射線は自然界にいくらでもあるし、中国の核実験で放射性物質が日本国中に降り注ぎました。
すでにあなたの地域は「放射能汚染」されているのです。

「自然の放射線は安全だけど、人工の放射線は危険」
原子力発電所では自然からとれたウランで発電しています。ウランは安全ですか?

左翼たちは知識の矛盾に気づかない人たちです。
原発の放射能は怖いのに、中国の核実験で飛来した放射能は平気なのです。
もし「原発反対」を言う人がいたら尋ねればすぐ分かります。
「中国の核実験で日本は被曝しましたけど、問題ありますか?」
はぐらかしたり、逆ギレしたらその人は左翼です。
人間の命より「お偉方の言葉」の方が大切な人たちです。
一種の宗教なんです。

だから近寄らないようにしてください。
きれい事に耳を貸さないでください。
左翼は「資本家に搾取される労働者」を何より助けなければならないと考え、そのための犠牲(同志以外)は厭いません。
いざとなったら、あなたは裏切られます。
でも左翼としては「正しい判断を与えられた」だけで、別にあなたを裏切るとかは別問題なのです。

左翼の脳内では対立する事実がそのまま並んでいるだけで、それらが葛藤することはないのです。

最初に戻ります。
僕は幼少の頃から生き物が大好きです。
でも自然は厳しい世界です。
ひな鳥に親鳥が芋虫を運んできました。ひな鳥はお腹いっぱいになって幸せです。
でも親鳥に捕まらなかったら、芋虫は蝶となって羽ばたけたかもしれません。
ひな鳥の幸せは芋虫の不幸によって達成されるのです。
でもそのひな鳥が翌日ヘビに食べられても不思議はないのです。
ひな鳥の不幸がヘビの幸福になるのです。

生き物の世界には人間の価値観など通用しません。
「弱肉強食だろ?」
と思う人は自然の厳しさを知らない人。
狩りに失敗してライオンが飢え死にすることだってあるんです。
肉食獣がなぜ草食獣より少ないか?
生き残ることがそれだけ困難だからなんです。
草を食べればお腹を満たせる草食獣と違い、狩りという高度な行動を成功させなければならない肉食獣の生存率は低いのです。
命が生まれた端から失われる、それが大自然です。
でも生命に満ちあふれているんです。
人間には不毛の土地と思われている砂漠にだって生態系があるのです。
失われても失われても、なお命は生まれて来るのです。

命とは何か、僕は生き物たちに教わりました。

「命とは、死という無限の闇の中で一瞬輝くチャンスの光だ」

たった一度しかない人生というチャンスをどうするかは、本人次第。
僕は親から言いつけられたことを守ろうと思っています。
「困っている人がいたら助けてあげなさい」
だから僕は、今一番困っている被災者のために発言するのです。
放射能パニックで日本中から見捨てられたと、被災者たちが絶望しないように、発言するのです。

「ここに味方がいるぞ!」

支援の光は決して消しません。

法が許せば我が家の庭に被災地の瓦礫を埋めたって構いませんよ。
それで僕が日常浴びる放射線が増えるなんてありません。

1980年まで中国は大気圏内で核実験を続けました。
毎年黄砂が中国から来るのに、放射性物質が来ないとでも?
昭和のころの放射性物質降下量は凄いものです。チェルノブイリなんて誤差のうちですから。
参考
それから30年少々で放射能がなくなると、原発反対派は言いますか?
32才以上は全員被曝者なのに、今さら「放射能怖い」なんて無知か、無知につけ込む「詐欺師」だけです。

復興を妨げる人たちを僕は許さない。

僕の魂は被災者と共にあります。

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コメント

考え方は違うけどすごく共感しました。私自身は保守の人間ですがお体を大事にしてください。ツイッターで同じ名前で出ています。よろしかったらつぶやいてください。

渡部杢之助さん

恐れ入ります。
またお越しください。

「命とは、死という無限の闇の中で一瞬輝くチャンスの光だ」

私は被災者ですので、氏の考え、行動にはとても感謝感激しております。
ただ上記の一文だけは読んでいて、悲しさを禁じ得ませんでした。
あの震災で亡くなった方が大勢います。
それなのに「死という無限の闇」生きることは「一瞬輝くチャンスの光」
これでは亡くなった方そしてその家族を愚弄しているではありませんか。
死んだ方は無限の闇にいるのですか? 生きている者は輝くチャンスの光?
犠牲者の遺族の前でそれが言えますか?
あまりにもデリカシーに欠けています。
訂正してください。本当に被災者のことを思うのなら訂正してください。

氏は物書きです。もう少し表現の仕方というものがありますでしょう。

ノノノ さん
悲しい思いをさせたこと、申し訳ございません。

自分は死に対して鈍感でした。

自分を産んだとき、母は心臓を患いました。
幼稚園に通うころには「母はいつ死ぬか分からない」と分かっていました。
小学生のときに心臓手術を受け、からくも命は取り留めましたが、その後ずっと半病人でいました。
自分が就職した年、父が急死しました。
支えを無くした母は衰え、ついに後脳梗塞で意識を失いました。
目を開けても反応がなく、まるで空っぽです。
それなのに何が苦しいのか、必死にもがくのです。
か弱い母からは信じられないほどの力で。
歯を食いしばりすぎてボロボロ抜け落ち、痰が絡むので喉に穴を空け吸引せねばなりません。
ナースコールしてもすぐ来ないときは、この手で喉の穴に管を入れて吸引しました。
日に日にやせ細り、死臭が漂い、もう助けられないと分かっていても、為す術がありません。
もがき苦しむ母を前に、ただただ呆然としている他ありませんでした。
愛する者が苦しむ姿は地獄そのものです。
さらに制度で長く入院させれられず、転院させれらました。
遠くの病院まで毎日通い、死につつある母を見守るだけ。
何もできませんでした。
ほどなく母は息を引き取りました。
そのとき母を失った悲しみよりも「母が苦しみから解放された」安堵の方が勝っていました。
母にとり死がなんだったか、分かりません。
しかし自分にとって、あの死は紛れもなく救済でした。

ですから自分は死への恐怖とか嫌悪とかに鈍感なのでしょう。
なにしろ助かる見込みがない母を生かし続けた自分に罪悪感を抱いているのですから。
震災を体験していない自分には、被災者の本当の気持ちは分からないですね。
寄り添えなくて本当に申し訳ありません。

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