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大学教授のように小説を読む方法

トーマス・C・フォスター著の、タイトルどおりの本を読んだというお話。

僕は大学が理系だったので、文学の読み方は教わっていません。
小学校より先に図書館に通っていたほどの本好きでしたけど、国語が嫌いだったので。
だって解釈を押しつけられるじゃないですか。
幼稚園の頃から動物番組を見て育った僕からすると、文系の人たちの解く動物像が、実際の動物と違うので拒否感が強かったのですよ。
狼が強欲とかのシンボルだと言う人には「ウィニペグの狼」を百回読んでから出直せ、てな具合でした。

でも、そういうシンボライズも著者や読者の思想背景から鑑みれば当然のことなんですよね。
特に海外文学はそう。
タイトル本を読んでいかに西洋人がギリシャ神話や聖書に束縛されているのかがよくわかります。
それと表現の規制によってメタファーがいかに進歩したかも分かりました。
大学の文学部ではこういう講義が行われているのですね。(欧米では)

振り返って自著を見直すと、確かにうなずけることもあります。
主人公は求道者だし、食事シーンは連帯を意味していました。
しかし日本人である僕にギリシャ神話や聖書の要素はありません。
むしろ僕の中に流れているのは子供のころ聞いた昔話や少年少女向け文学、そして動物を代表とする自然科学でしょうね。

人間は動物の一種でしかない。

このひと言を心に刻んでいるか否かで、世界観は一変するでしょうね。

とにかくタイトル本は「本好き」から「読書家」に一歩踏み出すのにとてもためになりました。

お礼も兼ねてAmazonのリンクを貼っておきます。

久々にホームランな本を読みました。

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